封印された斜里越冬殉難事件
津軽十万五区高直りの「生け贄」
歴史に葬られた”極寒の地での殉難事件”
なぜ津軽藩は無理を承知で彼らを派遣したのか
72名が命を落とした「斜里越冬殉難事件」の真相を探る
垂涎の十万五を目前にしていた津軽藩は、幕府からの唐突な斜里越冬要請に、
越冬が非常に困難であり過酷で生存が危ぶまれるのを知りつつ100名の隊員を派遣し、
十分な準備と補給の無い中、隊は72名もの夥しい殉難者を出した。
事件は藩により封印され歴史から抹消されたが、一人の若者が記し「他見無用」として
後世に伝えんとした日記によりその真相が明らかになる。
果たして事件は不可抗力であったのか、それとも・・・。
発行日:2025年7月
発 行:白神書院